9価HPVワクチン、男性接種可能に!!男性HPV感染が不妊の原因に!?

毎日暑い日が続いていますが、皆様お元気でしょうか?

夏が好きな杉本も、この暑さには嫌気がさしています。

まだまだ続く暑さには、好きなことをして、食べたいものを食べて元気を出しましょう!!

今回はHPVワクチンについてです!

9価HPVワクチンが男性にも使用できるようになりました!!

HPVワクチンとは子宮頸がんやその前がん病変の主な原因となるヒトパピローマウィルスの感染を予防するワクチンです。

9価とは、ヒトパピローマウィルス 6、11、16、18、31、33、45、52、58の型

これまで日本において男性に接種可能なHPVワクチンは、4価のみでしたが、今回の承認によりさらに5つのHPV型を加えた9価ワクチンが接種可能になりました。

HPVは、ごくありふれたウィルスで、子宮頸がんだけでなく、尖圭コンジローマ、男性がかかるがんや疾患の原因にもなります。

HPVは主に性交渉により感染し、海外では性交渉の経験がある男性では91.3%、女性では84.6%が一生に一度は感染すると言われています。

HPVに感染すること自体は珍しくなく、男女とも誰にでも感染する可能性があリます。

男性では、その他にも肛門がん、陰茎がん、また坂本龍一さんも闘病された中咽頭癌、舌癌などの原因となり、男性もHPVワクチンを接種することの有効性がわかっています。

HPVワクチンは何歳から?接種回数は?

男性は9歳以降で上限はありません。

特にHPV感染のきっかけとなる性交経験の前に接種することが、最も効果的ではあります。

4価(ガーダシル)、9価(シルガード)ともに女性と同じプログラムで接種します。

ともに3回接種が必要ですが、9価ワクチン(シルガード)は15歳になるまでに接種を開始すると2回接種が可能です。

接種は主に腕に筋肉注射を行います。

初回から2回目、1〜2ヶ月後

2回目から3回目3〜4ヶ月後

合計3回のワクチンを6ヶ月かけて接種します。

2回接種の場合、2回目は初回から5〜12ヶ月後に接種します。

女性と同じく、接種期間を早めたり、遅くすることも可能です。

男性HPVワクチンの接種は公費で受けられますか?費用は?

HPVワクチンは自費による任意接種のため、医療機関により接種費用は異なります。

4価ワクチンで約4万から6万

9価ワクチンで約8万から10万

医療機関に問い合わせてみましょう!

自費なので高いですよね。

早く公費接種になること願います。

男性のHPV感染が男性不妊の原因に!?

とってもショックなのですが、HPV感染が、発癌や尖圭コンジローマの原因となるだけではなく、男性不妊の原因になる可能性がいくつか報告されています。(Olivera C.et.2024)

これによると、子宮頸がんでも最も多いHPV16がやはり多かったそうです。

HPV感染が男性不妊の原因になるのなら、今後はもっとワクチン接種を勧めることが必要なのではと気が急いてしまう杉本です。

男性のHPVワクチン接種も公費接種化に早くなることを願います!

女性のHPVワクチン接種についても、まだまだな日本。

海外ではワクチン接種が推奨されています。

この違いが子作りに大きな差を生じさせるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

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