早いもので今年も残りわずかになりました。
先日、杉本がスポーツファーマシストとして対応しているアスリートの患者様がとても嬉しい報告をしてくれました。
「ブリスベン2022Virtusオセアニア・アジアゲームズ」の日本代表選手になり、水泳で金メダル3個、銀メダル1個、銅メダル2個を取ったのです!
金メダルを持って来局してくれて嬉しかったので、皆様にもご報告です!
- 50m 背泳ぎ1位
- 100m背泳ぎ3位
- 4×100mメドレーリレー1位
- 50m自由形3位
- 4×100mフリーリレー2位
- 100mメドレーリレー1位
すごいですよね!
感動しました!
齋藤正樹くん、16歳です。
これからも頑張って!応援しています。
なぜ更年期って心がつらくなるの?
更年期にメンタルの不調が起きやすい理由は、女性ホルモンのエストロゲンが大きく変動することです。
エストロゲンにはメンタルや自律神経を安定させる作用があるので、その量が減るとメンタルが不安定になります。
女性の人生でエストロゲンが減るタイミングは「生理前」「産後」「更年期」です。
他には、更年期はプライベートで問題を抱えやすい時期というのも理由の一つです。
特に子供の受験、巣立ち、家族との死別などによってストレスから自律神経のバランスを乱してメンタルの不調を起こすことも多いです。
更に、世の中が更年期について正しく理解できていないことも関係していると思います。
更年期を迎える前から過剰に不安になる人も多いようです。
いちばん変えやすい「自分のこと」から変えましょう
悩んでいることに対して、他人を変えることは難しく、逆に変えやすいのは自分のことです。
プライベートな問題や世の中が更年期の不安を過剰に煽ることは変えられません。
でも、女性ホルモンは自分のことなので、まずこれを変えるのが近道。
女性ホルモンの変動はHRT(ホルモン補充療法)で抑えられる時代ですので、積極的に取り入れると良いと思います。
体の不調も心の不調も治りやすくなります。
今月久しぶりに来局された患者様で、杉本が勧めたのをきっかけにHRTを始めたら、すごく体調がいいと報告に来てくれた方が2人いらっしゃいました。
2人とも笑顔で私も嬉しくなりました。
HRTに抵抗があるなら漢方薬などの方法もあるので、できることからやっていきましょう。
子宮筋腫の新常識
「HRT」を受けたいから子宮を取るという選択もそろそろ普通になる時代です。
本来、大切にしたいのは卵巣機能を保つことです。
子宮を取るってどういうこと?
筋腫だけとるか、子宮ごととるか・・・。
筋腫だけとると、再発するので全て摘出できても再手術になる可能性があります。
子宮全摘出するメリット
- 子宮筋腫の症状が完全になくなる
- 再発の心配がない
- 子宮頸がん、体癌になることがない
- HRTが安心して受けられる
- 月経の煩わしさがない
- 成功しても妊娠する心配がない
更年期世代の方は卵巣を優先してください。
妊娠希望なら子宮を守るのが第一選択です。
子宮を取る、残す、決めるのは自分です。
悩んだ時には相談してみること、そして自分で決めましょう!
あなたの心が少しでも軽くなりますように
体の変化や、心の変化が大きい更年期。
取り越し苦労をしないで、問題が起きたら対策を探せば良いと思って、シンプルに考えると心が軽くなります。
起きてしまったことには「まあいっか」と諦めることも!
完璧主義にならず、自分に甘く過ごすことをお勧めします。
来年も笑顔で元気に過ごせますように。
来年は卯年、悩みもピョーンと飛び越えてしまいましょう(^。^)
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