なんとなく不調~まずは正しい診断から
イライラ、いつも疲れている、そんな不調のまま過ごしていては外見だって老け込んでしまいます。
不調の原因は女性ホルモンが急激に減ったこと。
そのシンプルな仕組みを忘れずにつらい症状を長引かせない工夫が必要です。
年だからとあきらめている不調、こんな症状思い当たりませんか?
手のこわばり、肩こり、首コリ、ホットフラッシュ、倦怠感、頭痛、倦怠感、のぼせ、
めまい、イライラする、多汗、気分の落ち込み、やる気が出ない、睡眠障害、めまい、耳鳴り、頻尿
更年期にみられる症状は多種多様で200以上あるといわれています。
脳の混乱が不調の原因
脳は卵巣の老化に気が付かずに、「ホルモンを出せ」と指令を出します。
若いころは卵巣機能が良好なのでエストロゲンがしっかり出るのですが、閉経前後になると卵巣機能が低下するので指令が出ても出せないのです。
指令に応えてもらえないと、脳はパニック状態になり、全身を司っている脳本来の役割を果たせなくなり、調整をミスしたり、暴走を始めて、体のいろいろな機能に支障をきたします。
その人の弱い部分に特に症状が出やすいのです。
それが更年期の不調の正体です。
症状が出る3大要因とは?
①ホルモンの減少・・・女性ホルモンの分泌量が減ってしまうこと
②気質・体質・・・生まれつきの性格、ストレス耐性、ホルモンに対する感受性など
③置かれた環境・・・親の介護、夫、子の関係、職場や近所での人間関係
症状の出方には環境が大きく影響します。
仕事や子供の受験、親の介護など、ストレスが引き金になることが多く、問題の環境が取り除かれればすっと治ってしまうこともあります。
不調にきちんと向き合って!
女性ホルモンは美と健康の守り神です。
更年期は女性ホルモンが急激に減ってしまう時期のこと。
思春期以降、ずっとサポートしてくれていた守り神がいなくなるので、美も健康も当然レベルダウンしてしまいます。
いろいろな症状は閉経後に出ると思われがちですが、実は更年期の入り口のほうが多いのです。
ホルモンの揺さぶりで脳が暴走してしまうからです。
不調の改善は医療、民間療法、セルフケアなど自分に合った方法で
更年期に関する情報も溢れています。
正しく情報を選び、自分の症状と向き合って、正しく改善していこうという勇気も必要です。
HRT(ホルモン補充療法)・OC (低用量ピル)
HRT(ホルモン補充療法)は更年期に欠乏した女性ホルモンを薬で補い、不調を改善する方法です。
保険も適用になる根本治療です。
ホルモンを若い年代の量まで増やすわけではなく、補うのは必要最小限の量。
ほんの少し前の状態に戻すことで、ホルモンの急激な減少を緩やかにします。
閉経前の人にはOC(低用量ピル)が使われることもあります。
漢方薬・薬での治療
昔から更年期症状の治療に使われてきた漢方薬。
婦人科では保険が適用になり、HRTと併用して処方されることも普通です。
漢方薬以外の薬の治療も医療機関を受診することで可能になり、選択肢が広がります。
更年期の症状に向けた市販薬も漢方処方に基づいています。
サプリメント
どんどん研究が進んでいるサプリメント。
注目の「エクオール」
大豆イソフラボンが腸内細菌で代謝されてできる成分です。
女性ホルモンではないのですが、構造が似ているため婦人科のドクターも認めるほど。
セルフケアで試しやすいと思います。
適度な運動
運動と健康は切っても切れないもの。
更年期の症状にも適度な運動が効果的であることは科学的にも証明されています。
ヨガやウォーキング、家で行うようなトレーニングから始めてみましょう。
快眠習慣~よく眠れると体調アップ
実は、更年期の症状で一番多いのが睡眠トラブル。
きちんと眠れないだけで、QOLは下がり、ほかの不調が出る原因にもなりかねません。
眠れない、眠りが浅いなどを軽視せずに快眠を得るための工夫を!
最近はスマホをもってベッドに入る人も多く、それが知らず知らずに睡眠障害の原因になっているので注意が必要です。
呼吸法・マインドフルネス・アロマテラピー
さまざまな更年期の症状は自律神経のバランスが取れないために起きていることがほとんどです。
お腹を使って横隔膜を動かす、深くゆっくりした腹式呼吸
今自分が感じていることに集中するマインドフルネス
1滴の香りが不調から救ってくれるアロマテラピー
これらは心身をリラックスさせ、自律神経を整えるのに有効です。
栄養不足から不調が出ている人もいます。
食事の改善で栄養が満たされると心身の調子は確実に底上げできるものです。
いつも薬局でもお話ししていますが、更年期の不調は仕方ないとほっておかない!
大岡山北口薬局は元気できれいに楽しく毎日過ごせるように応援します。
コメント