子宮頸がんワクチンの新ワクチン承認
今回は便秘について書こうと思っていましたが、子宮頸がんの9価ワクチンが日本で承認されたので今回は皆様にいち早くお伝えしたくて子宮頸がんワクチンにいたします!
厚生労働省は、9種類のHPV(ヒトパピローマウイルス)への感染を防ぐ9価ワクチンの製造販売を5月20日付で承認しました。
日本で9価ワクチンが承認されるのは初めてです。
すでに承認されている2つの子宮頸がんワクチンは対応するウィルスが2~4種類なのに対して新ワクチンは9種となります。
先進国で日本だけ遅れていた子宮頸がんワクチン
最近、女性の20代の死亡率2番目を占めるほど子宮頸がんが増えてきていることもあり問題視されています。
毎年1万人の女性が子宮を失い、3000人が亡くなっています。
先進国(アメリカ、イギリス、オーストラリア、フィンランド、中国、韓国などHPVワクチンが認められているほとんどの国)では9価ワクチンが主流です。
ワクチン接種において子宮頸がんの90%以上を防ぐとして先進国では主流となっていますが、日本だけが遅れていました。
2013年4月以降、小学校6年生から高校1年の女子を対象に公費でうてる定期接種となっていましたが、摂取後に体調不良を訴える声が相次ぎ、同年6月からは積極的勧奨を差し控えるように国から通知が出されました。
その後、安全性や有効性を示す研究が続々と出され、WHOも推奨していますが日本では承認が遅れていました。
9価ワクチン承認後は定期接種に
公費で受けられる定期接種となっているにもかかわらず、積極的に進めるのが差し控えられて約7年になります。
この間に接種率は1%未満に落ち込んでいます。
自民党の「HPVワクチンの積極的勧奨再開を目指す議員連盟」の役員会が5月20日に開かれ、9価ワクチン承認後の速やかな定期接種化などを求めることで合意しました。
子宮頸がんが増加傾向にある中で今回の承認はとても大きな進歩です。
私も子宮頸がんワクチンの重要性をお話ししていますが、なかなか広まらずに残念に思っていました。
今回の決定で広く認知してもらい、予防できる癌について、若くして失う命を減らすために、摂取されることを望みます。
相談はいつでも受け付けておりますので、悩んだらまずはご相談ください!
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